顔の良い男が好き

2次元も3次元も

遙か7 五月ルート感想~水筒が伏線だったなんて

遙かなる時空の中で

地の青龍・天野五月ルート

 

色々やること多すぎて恋愛すんの忘れてたわ!とりあえず最後に恋人って入れとこ!オッケー!で終わった。

 

いやいやいや!

私はたとえ義理であっても、兄弟として育った二人が突然恋愛するネタがあまり得意ではないので、五月ルートはものすごーーーーく身構えて挑んだ。

そしたら恋愛?いつあった?って思ってたら、最後に取って付けたように告白されてまぁ……逆に良かったんですけど……

でも今回の遙かってわりときちんと恋愛の過程も描かれていたので、ちょっとびっくりした。

シナリオとしてはかなり核心に迫った感じだったが、果たしてどこまでが真相なんだこの話は。幸村やると分かるのかな。

 

まず感想としては、このルート、やることが多すぎる。

 

・主人公の正体

・五月の生き別れの双子の行方

・五月による歴史改変

・平島義近の陰謀を止める

・チビ白龍を助ける

・義理の兄妹から恋愛関係へ発展する経過

 

五月ひとりでこれだけやらなきゃならない。大変だ。

 

まず、ルートに入る前に知らされる五月の生き別れの双子の存在。

五月より能力に秀でた星の一族で、七緒と入れ替わりに異世界へ飛ばされたらしい。

五月はずっと彼を探している。

ウンウン、地の青龍あるある、兄弟ネタだ。

 

ちょっと甘い雰囲気にもなる。

兄なのに、妹なのに……みたいな。

ルート入る前がやたら恋愛色強い。

 

そして次に、他の八葉ルートでは匂わせるだけで結局見えてこなかった主人公の正体が、ここで一気に明かされていく。

主人公はなんと織田信長の娘である以前に白龍だった!えー!?なに?!どういうこと?!

白龍ってなに?!人間じゃないの?!そういや宗矩ルートでフワフワ漂ってたけどそういうこと?!

主人公の妹にあたる(?)小さい白龍が佐和山城で飼われていた。可愛い。

 

……なんか平島が怪しいけど。大丈夫か?

 

このルートで一番大きく取り上げられるのは、双子の片割れでも、歴史改変でも、平島でもなく、主人公の正体について。

佐和山城のチビ白龍の存在に不穏だな~もしや……思っていると、いきなり五月からもう封印するな!と怒られ、色々あって、主人公の正体が判明。

龍の姿になって漂っていたけど、五月たちの姿をみて違和感を覚える。

ここの、人間に戻るときのスチルが超綺麗だった……今回、原画が全部水野十子先生なので(6もだが)本当に美しい。

で、やっと人間の姿に戻ってこれからじゃんじゃん封印してくよ!と思ったらなんと時空を越えて閉じ込められた。意味なかったけど。

七緒の正体に気づいてから、ひとりで突っ走る五月はちょっと怖かったし可哀そうだった。大人っぽいけど結局はまだ18歳ってことなんだろな。

で、なんで五月がこうも突っ走るかというと、お前は白龍だから、力尽きそうなんだからやめなさいということらしい。

そっかわかったわかった!でも戦いたいよ!と寝て起きたら五月だけ異世界へ帰っていた。

龍穴には結界が。でも神子は白龍だから祈ったら異世界へ行けてしまった。

 

現代から戻ると慌ただしく関ヶ原の合戦が始まる。

半年ほど時間が経過していて、五月は織田軍の軍配者になったらしい。

西軍を負かせまいと奔走する五月をみて、モヤモヤする主人公。歴史に介入しちゃダメって言ってたのは五月なのに。

でも、平島は?双子は?と、置き去りにされた話にずっとモヤモヤしてると、突然出てくる石田三成

あれ、そういや髪型似てるな。顔も、あれっ、服が色違い……あーーーー!?!

終わりも終わりに明かされる五月の双子の兄は石田三成だったという真実。

マジで気づかなかった。

でも石田三成は、まだ五月が弟であることは認めない。こじれが残る。

えっもう最終章だよ!平島義近は?!白龍は!!??

畳み掛けるように全ての問題を解決していく最終章。

西軍が負け、囚われた石田三成はやはり五月の片割れで、白龍パワーを使って現代まで逃れさせた。最後戻ってっちゃったけど。

平島義近もちゃんと成敗した。チビ白龍を琵琶湖に戻したらめちゃくちゃデカくなって(CV置鮎龍太郎ではない)お姉ちゃんはもう人間になっていいよ!と言われる。

いやでも上手くまとまってはいた。ただ時間がなさすぎた。三成とかもっと生かせそうだったから勿体なかったな。

でもまあ、真相を知るとこれはこの上ないハッピーエンドだ。

 

それで、一番大忘れしていたのが恋愛!

ネオロマすぐ恋愛忘れる!

さて帰るかー!アー!なんか兄と妹どうのこうのでちょっと言い合ってたけど忘れてた!よし!

「これからは兄妹じゃなく、恋人としてすごそう!」

まっ、まじか、そこ葛藤ポイントじゃないんだ……まぁ、兄妹ネタ苦手なので良いけど……

名前を呼ぶことで人間であることを思い出すというのは良かった。

あと信じることが大事!っていうのはめちゃくちゃ地の青龍だ。そうそう。地の青龍。

ひとりで突っ走るところとかも地の青龍。

 

これどうなったの?は無かったけど、ちょっと駆け足気味だった……。

他のルートも全部やると見方が変わりそうである。

でも序盤から伏線が張り巡らされていたのは驚いた。なるほどなぁ。

神子自身が白龍っていうのがいまいちピンとこない。亡くなったらしい直前の神子と関わってくるのだろうか。兼続か幸村ルートで子細が明かされることを期待する。

 

西暦ですぐ歴史トークできる天野兄弟はすごいぞ!